道路
計画・設計・維持管理。蓄積したノウハウを用い、
道路に関する課題を解決し、快適な道路環境を創出。
四国の道路に関するさまざまな課題や問題を解決し、エンドユーザーの安全で快適な道路環境を創出するお手伝いをしています。道路の計画が持ち上がった段階から関わり、計画、設計、維持管理と川上から川下まで携わります。特に四国の道路計画、国道バイパスや高速道路の設計、電線共同溝設計を強みとしています。
01.交通課題を解決するための道路ネットワーク検討〜波及効果の検討
課題となる交通渋滞と交通事故を解決するために新たな道路を計画したり、事故が多発する場所での対策を検討します。また、道路推進事業は多くのお金や時間が費やされます。そこで、道路整備による交通の変化を推測したり、地域に波及する効果を分析し、その結果を踏まえて資料を作成しています。
業務詳細
- 交通ビッグデータによる現況交通分析
- 将来交通量推計
- 費用便益分析
- 道路事業の整備効果分析
- 道路事業に関する広報資料作成
02.一般道路・高規格道路・インターチェンジ、トンネルなどの計画・設計
国の基幹となる道路ネットワーク構築に係る高規格道路や私たちの生活道路までの道路計画全般に関する業務に取り組み、活力ある社会資本整備実現に向けた計画、設計を行っています。また、新規道路だけではなく、私たちが普段使用している道路を活用した利便性の高い道路計画にも取り組んでおり、地域に精通した技術者による地域密着型の業務展開を行っています。四国は山地が多く、山岳道路が重要な生活道路になっている地域が多く、地形・地質の特徴を捉えた、災害に強い道路計画・設計は得意な分野です。 四国の高速道路を八の字でつなぐ「四国8の字ネットワーク」計画では、震災時などに緊急車両がスムーズに通行できるよう考えられているほか、災害復旧にも役立つ「命の道」として期待されています。また、高速道路がつながることで地域活性化にも寄与できるものとされ、経済効果も期待されています。
業務詳細
- 一般道路・高規格道路の計画、設計
- インターチェンジの計画、設計
- 道路構造物の計画、設計
- 斜面対策工の計画、解析、設計
- トンネルの計画、設計
03.新設橋梁の計画・設計、既設橋梁の調査・診断、橋梁補修設計
橋梁は大きく二つに分かれ、新設の場合は計画・設計、既設の補修の場合は調査・診断・設計という工程を踏みます。新設の場合は、道路・河川・地質等の条件を整理して、架橋位置や橋梁形式の検討を行なったあとに設計を行います。既設の場合は過去の点検結果や現場調査、コンクリート試験等の結果を多面的に評価して診断や将来予測を行います。
業務詳細
- 新設橋梁(鋼橋、PC橋、RC橋)の計画及び設計
- 既設橋梁の調査及び診断
- 橋梁補修設計
04.交通社会インフラの維持管理
私たちの生活や経済活動を支える道路、橋梁、トンネル等の交通社会インフラは、多くが高度経済成長期に整備され高齢化・老朽化が進んでいます。高齢化・老朽化が進行するこれら施設を将来にわたり安全・安心に利用できるよう、適切にメンテナンスしていくことが喫緊の課題となっています。私たちは、橋梁をはじめとする交通社会インフラにおいて、専門技術者による調査・点検・診断・評価から補修設計に至る一連の業務を通じ、メンテナンスサイクルが確実に回るよう、国・自治体・民間事業者等の管理者に対する技術的サポートを行っています。
業務詳細
- 橋梁点検
- トンネル点検
- 道路附属物点検
- 詳細調査(塩害、ASR、亀裂、鉄筋破断調査など)
- 補修設計
- 長寿命化修繕計画
05.電線共同溝の調査・計画・設計
電線共同溝(無電柱化手法の一つ)は、道路上の電線類を地中に埋設するものです。最近、台風による電柱倒壊被害(道路閉塞、家屋損壊、停電等)が多発しており、無電柱化の必要性が高くなっています。電線共同溝の設計にあたり、まず整備対象道路の現地調査や埋設物調査(レーダー・電磁波探査も併用)を行います。電線共同溝の計画・設計では、電線事業者からの配線計画をもとに、特殊部(マンホール等)や管路部の構造等を検討し、関係事業者(電線管理者、道路管理者)との協議・調整を行いながら、経済性や施工性に配慮した設計を行います。電線共同溝の整備後は、特殊部内の入線状況を調査し、維持管理に必要な電線共同溝管理台帳の作成・更新を行います。また、最近では、より快適な道路空間確保のため、電線共同溝の設計にあわせて道路空間再配分の検討・設計(路肩拡幅により自転車通行空間確保等)も行っています。
業務詳細
- 現地調査・埋設物調査
- 電線共同溝の計画・設計
- 関係事業者との協議・調整
- 電線共同溝管理台帳の作成・更新