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第6回インフラメンテナンス大賞「優秀賞」を受賞
(総務省 優秀賞 技術開発部門 情報通信関係施設分野)

受賞者の皆さん

国土交通省、厚生労働省、総務省、文部科学省、農林水産省、経済産業省、防衛省が開催しているインフラメンテナンス大賞(インフラメンテナンスの優れた取組や技術開発を表彰)において、「ICT技術とBIM/CIMモデルを融合した維持管理手法の構築に向けた取組み」が、第6回インフラメンテナンス大賞(総務省 技術開発部門 情報通信関係施設分野)として表彰されました。

<取組概要>
近年、ドローンや点検ロボットの活用により、現場での調査は飛躍的に効率化が進み安全性も向上した。しかし、その際に得られた膨大な調査データの整理方法や有効な利活用方法が課題となっている。
そこで、維持管理手法として、一元管理を可能とする「点検調書を属性情報として外部付与したBIM/CIMモデル」と、迅速に必要データにたどり着く「汎用性の高い検索システム」を兼ね備えたプラットフォームの構築に取り組んだ。

<受賞理由>
システムが開発された段階ではあるが、BIM/CIMモデルの使用という点には意義が認められる。実際に点検データの管理作業について一定の生産性向上に寄与できると考えられることが評価された。

<取組のポイント>
BIM/CIMモデルに調査写真を貼りつけ、点検結果を属性情報として付与することで、的確な損傷状況の全体像把握が可能となった。さらに、膨大なデータから必要な情報を迅速に探し出せる検索性の向上により、効率的な状況把握や補修・点検管理の計画立案も可能となった。

また、属性情報をExcelで作成し、検索システムにExcelマクロを活用することで、特別なアプリケーションを使うことなく、誰でも容易にデータ作成や検索が可能となり、利便性が大幅に向上した。

プラットフォームの構築においては、理解や操作・検索等の容易性にも留意した。構成するのは、汎用ソフト(Navis worksFreedom・Excel)であることから、コスト面にも優れ、持続的に活用可能と考える。

Excelマクロを活用した検索システム

Excelマクロを活用した検索システム

SfM解析により作成した桟橋オルソ画像

SfM解析により作成した桟橋オルソ画像